ホームオートメーション界隈で、AppleやGoogleも入って進められているMatter規格が最近話題ですね。
ただ、対応製品が出てくるのは、まだまだ先になりそう&すでに出ている製品は対応しない可能性も高く、日本の住宅機器はこういった流れに乗るのが遅いイメージを持っています。。
スマートホームやIoT関連の機器を接続する製品も出てはいますが、痒いところに手が届かないため自分で実装します。
- ・制御できる内容が限られる
- →Node-redに接続して自由にやりたい
- ・制御できる製品メーカーが限られる場合がある
- →Google Homeなどに接続して制御したい
- ・機器を接続しようとするとアダプタが必要になる場合がある
- →仕方がないけど、極力追加したくない
- ・総じて高額になる傾向
- →もともと製品が持っている機能を使って実現できるなら安上がり
日本の住宅機器や家電は、ECHONET Liteという既存の規格に大抵対応しているので、それを使ってホームオートメーション&モニタの実現を目指します
ECHONET lite
ECHONET liteは2011年頃から、日本の家電メーカ主導で整備が進められた規格です。
ECHONETのサイトから抜粋(下記に添付している画像の出典もこちらです)
ECHONET Liteは、センサ類、白物家電、設備系機器など省リソースの機器をIoT化し、
エネルギーマネジメントやリモートメンテナンスなどのサービスを実現するための通信仕様です。
通信仕様や各機器の制御コマンドを共通化することで、マルチベンダー環境でのシステム構築を実現します。
規格の詳細は下記
プロトコル概要
ECHONET lite機器の種類ごとにクラスが定義されており、その中のプロパティを読み書きすることで、情報の取得および制御を行っている
主要な信号のフォーマットは下記で、ヘッダーの後ろに機器のクラスとプロパティがくっついている
ざっくりとしたイメージはこんな感じ
- EOJ:オブジェクト(通信するECHONET lite対応機器)を指定
- EPC:取得するデータを指定
- EDT:データが入っている
ただ、これらを0から実装するのは大変なため、有志の方が作成してくれている下記のライブラリを使用します。
ライブラリ "node-echonet-lite"
node-echonet-liteのGithubで公開されていて、Node.jsをベースに実装されています。
READMEを詳細に書いて頂いているので、詳細はGithubを参照すればよいかと思います。
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